真庭市はこのほど、木造中高層建築を可能にする新集成材パネル
「CLT(クロス・ラミネーティド・ティンバー=直交積層材)」
を使った3階建ての市営住宅を2014年度に建設します。
木材の新たな需要開拓を通じ、市の基幹産業である林業振興を図るのが狙いで、CLTを全面的に使った公営住宅は全国で初めてとなります。
建設中なのは、真庭市月田1997番2の春日住宅です。
5棟の平屋住棟のうち、2棟を解体し、その跡地に木造3階建てのLCT住棟を建築、
真庭市産の杉を加工したLCTパネルを構造材などに使用しています。
なお、パネル工法のため、柱が要らないとのことです。
CLTは板材の繊維が直角に交わるよう重ねて接着した重厚なパネルで、海外では10階建てマンションへの利用例もあります。